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2007年6月28日 (木)

神経抜いた(2-2)

前回からの続きです。

<あらすじ>
霧鈴は歯痛に苦しめられていた!
しかし、通院している歯医者の電話には誰もでんわ!
朦朧とする意識の中、電話帳をめくって見つけた、そこは…


◎新しい歯医者さんとの出会い

診察室へ案内されるとすぐに、レントゲンを撮りました。
すると、歯茎に膿がたまっている、とのこと。
「この前の○○先生の治療から様子がおかしくなった」と言うぼくに、
「これは長い時間をかけて起こる症状だから、それはありえない」と。
疑ってすみませんでした、○○先生。

ところが。

「次回の治療で、さし歯を入れてもらうんです」とぼくが言うと、
「それは、仮の歯を入れるってことでしょ?」と、先生。

ぼ「いえ、仮の歯じゃありません」
先「聞き間違えたんじゃない?」
ぼ「いえ、型を取って、もう新しい歯を作ってもらってます」
先「本当に、次の回に入れると先生が言ってたの?」
ぼ「はい」

新しい先生の言うことにゃ、
まずは膿を出してしまう必要がある、とのこと。
要するに、前の先生は歯茎の炎症を見落としていたようなのです。

しかし新しい先生は、
「その先生にはその先生のやり方があるから」とか、
「きみが聞き間違えた可能性も…」とか、フォローをしています。
そして、
「とにかくこの痛みをなんとかして欲しい」と嘆願するぼくに言った言葉は、

「うん、これは相当痛いだろうね。
 でも、向こうで治療を続けるなら、私が治療することで、
 ○○先生の治療を邪魔することになる。
 ここでは、麻酔を打ってあげることしかできないよ。
 でも、この状態じゃ、麻酔は効かないだろう。
 痛みを我慢するか、
 それとも○○先生にあとでちゃんと電話して、
 他所で治療することにしたと謝るか、きみが決めなさい」
と。

痛みがどうというよりむしろ、その口ぶりに、惚れました。
黒髪の、優しそうな先生です。
ぼくはここで治療を受けることに決めました。

そこは小児歯科の看板も掲げており、子供が多いです。
優しさも、そこから来ているのかもしれません。

その後、右側の治療は無事に済み、
そのころには左の歯も生えてきていたので、
見た目も悪かったし、健康なまま抜きました。
奥のほうでぐにゃりと曲がっていたから、かなり苦労しました。

◎それはついさっきの話

その治療から、はや4年。今日の話。
数日前からの痛みが、気の遠くなるほどパワーアップ。
4年ぶりの先生は、所々白髪がまじるように。

「久しぶりだね」の言葉に始まり、今回もレントゲンを。
そして、薄い板を歯間に挟み、機械でピッピッと歯茎の深さを測る。

今回は、歯茎に異常はないそうです。
歯自体も、虫歯ではないけれど、
内部で亀裂が入るか、歯茎からばい菌が入るかしているなどで、
痛みを止めるには神経を抜くしかないと。

そこで麻酔を打ったのですが、数年前とは打って変わって、
ハンドミキサーのような注射器です。
以前は普通の注射器でした。っていうか、それしか見たことない。
「!!!」と思ったのもつかの間、針を刺されました。
いや、見た目が見た目、いきなり回転したらどうしようかと!

しかし諦めて目を閉じました。ん? 普通の注射だぞ?
落ち着いて様子を窺うと、
一昔前の着メロのようなメロディが聞こえてきます。
3和音くらいの、物悲しいクラシック。

それは、注射器から聞こえていました。
要するにきっと、子供の気を逸らすためのものなのでしょう。
そんなでかい機械がいるのか?
それに、なぜにそんな渋い選曲?
ひょっとして、ぼく用に選んだのか???

先生「ほら、痛くなくなってきたでしょ?」

頭の中が疑問符で一杯のぼくにそう聞くから、
「はい」って思わずうなずきかけましたよ!
歯茎に針が刺さってるのに…

そんな感じで、あとは普通に削って、詰め物。
まだ仮の詰め物ですが、今回の治療は早くに終わりそうです。

最初に書きましたが、ぼくは歯医者には慣れてます。
子供の頃に悪かった分、これ以上悪くしたくないと、
気になったら行くようにしています。
4年も空いたのは、歯磨きをきちんとしているからかな?

でも、ぼくのように「熱いものが歯に染みる」というのは、
かなり進行した症状だそうです。
やっぱり、年に一回は行かないと、ね!

そうだ、歯医者に行こう!

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